兵庫県の分譲マンションの雄、和田興産が第3四半期決算発表を行いました。

ここと穴吹興産<8928>の業績は都心の市況とまた違う景況感が得られますので、別の確度で注目しています。

業績は好調







有利子負債が多いですが長期への借り換えなども行っており、短期的な落とし穴は見当たりません。
通期予想も恐らく超えてくるだろうという進捗。

その超えるであろう通期予想の営業利益35億円に対して、現在の時価総額94億円、PBR0.4倍というのは表面的には割安感ありますが、個人的にはもうすぐ来るであろう業界市場の天井折り返しと、その際の金融締め付け時においてやはりこの有利子負債の水準は気になるので株を買うところまで触手が伸びません。

ただフォローしておきますと、前回アメリカのサブプライムローン問題からの金融ショック時においては大してダメージ受けずに淡々と業績回復させてきた経緯がありますので、そこまでビビらなくても良い財務戦略をとっているのかもしれません。

賃貸用不動産の積み上げも行っており、いざというとき販管費を極限まで絞れば(従業員給与と租税公課くらいまで)、この賃貸事業で販管費を実質40~50%まかなえる状態でもあります。

配当利回りも4%ほどありますので、ポートフォリオの中に小さく入れ込んでおくには良い銘柄であり、今のところは外さずキープでいける業績だと思います。



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