シノケン<8909>、TATERU問題の影響や色々グレーなスキームもメディアに晒されしんどいのかと思ってましたが、完成品はしっかり販売できているようで、通期予想を上方修正してきました。
売上で900億→950億
営業利益86億→100億
経常利益80億→90億
当期純利益56億→61億
そして久しぶりに3Qの決算短信も改めて見直したのですが、良い感じで市場からも引いているようです(開発物件・在庫数の推移を確認)
TATERU問題で融資引っ張りにくくなっているのもあるでしょうが、個人的にはちょうど良いタイミングな気がします。
ここら辺で逃げるのが逃げ得じゃないでしょうか。
ここは姉歯問題やらリーマンショックでも死にかけましたからね、引き際も学習していそうです。
あわせて配当予想も上方修正。
1株あたり15円→23円(上記上方修正の特別配当3円と、創業30周年の記念配当5円含む)
仕入れの状況から来期業績は今期より弱含むと個人的に予想していますが、賃貸管理やガス・電力供給などのストック収入の資産残高も一定あり、今度の不況時には純資産も緩やかに増やしていきそうな感じはあります。
それでもまだ販売用の在庫がかなりあるので、もっと減らす前に不況がきちゃうと、リーマンショックの時ほどでなくても、評価損・減損での業績急落リスクはあると言えます。
とはいえ、ホルダーの皆様は今回のIRおめでとうございます。
コメント