私のポートフォリオのメイン、グロームホールディングスが第3四半期決算の発表を行いました。
投資されてる皆さんの主な注目点は2点かなと思います。
・1つ目は、今期の業績予想は達成できるのか。
・2つ目は、メイン事業に変更した病院関連事業が成長しているかどうか。
理由としては、達成には傘下のファンドが以前から保有している不動産の売却や、病院不動産のオフバランスが必要ですが、どう考えても遅れているということ。
病院不動産のオフバランスに関しては私自身どのくらいの難易度か分かっていませんので、クロージングにどの程度の期間を要するかも予想できないのですが、ファンドの保有資産の売却については金子さんや小山さん以下LCパートナーズの面々を見ましても売却にここまで時間がかかってるのはどう考えてもおかしいなと思っています(ダヴィンチ時代での仕事のスピードと今の良好な不動産市況を勘案して)
そのへんは恐らくマネオの問題からLCレンディングが実質止まっちゃったのが想定外だったかと思われます。
この業績予想に関してはレンディングの通年稼動ありきだったんだろうなと、セグメントごとの業績報告を見るとよく分かります。
いずれにしましてもレンディングの事業に関しては元々今期で終わらせる可能性が高かったことから、早かれ遅かれの話で中長期的に悪影響がでるようなものではありません。
従って今期の業績予想は仮に下方修正されたとしても影響は今期に限り、中期経営計画まで修正されるものではないかなと思います。
ここに関しては事業スタートからの期間を勘案すると個人的には物足りない数字なんですが確実に、そして着実に成長しており、3Q単体で売上5.6億円、営業利益1.7億円という事業になっています。
QtoQでも黒字化したのは初めて。
そしてそこだけ見ると立ち上がれば利益率も伸び率も凄く良い事業なのかもしれなと思わせてくれる数字です。
上記の数字を単純に4倍すると売上22.4億円、営業利益6.8億円、医療法人の間接的なM&A・再生・コンサルという事業ドメインの会社が新規IPOしてきたとするなら時価総額59億円(1/31時点)のバリューって低すぎでしょって感じなんですが(個人的にはひいき目無しで300億はあるなという感じなのですが)、まぁこれは市場の皆さんが決めることなので歪んでいる今のうちに入っておくのが吉と信じて入っている訳です笑
これらのことから私も含めて長期目線で保有されてる株主にとっては良い材料が見えた決算と言え、ホールド継続だよねという結論です。
その他の好材料としてはQtoQで自己資本比率の更なる向上で、上場来もっとも高く過去最高を更新しました(34.1%→35.9%)
①病院関連事業が業務受託している病床数と業績がある程度連動するような積み上げ式のものがメインになるのか、それとも周辺の事業がもっとダイナミックに動いて、積み上げ式の土台の上で更に成長の二次曲線を描くようなものなか。
②自己資本比率が50%を超えるところまでもっていくか(現物不動産を“持っていない”状態で)、ポータルとオペレーターの会社となって自己資本比率が50%を超えてくる、そしてわずかでも良いので前年比プラスの成長さえあれば、もう少々の金融ショックや天災が起きても“押し目”を作るだけで株価の底堅さ、競争優位性は増すばかりという無双状態に入るのは医療系のポータル(医療系ポータルといってもグロームとは扱っているものが違いますが)やっている会社の株価推移を見ていると分かります(ショック時は前年比で業績を落としても、他のセクターと比較して落ち幅が少なく、株価の戻りや競争優位性がむしろ増している)
とはいえ、上で書いたものはガチホルダーが短信を読みこんで、他でもしっかり色んな材料を探しに行ってという結果であり、こういう事をしていけば隠れた良質な銘柄(単に割安というだけじゃなく、これから伸びる要素満載のも含めて)っていっぱいあると思うんですよね笑
そんな中でいつまで経っても株価的に花開かないって銘柄も笑
今回の3Q累計も表面的な数字はこれとって特徴がなかったことから、短期的には今は分かりやすい好材料待ちという感じで、良くも悪くもそんなに株価は動かない・もしくは一時的には下がるような気もします。
個人的には下がった時の余力も少し残せていますので、どちらに動いても良いのですが笑
今年は去年一昨年と行けそうで行けなかった(自分の本業の立て直しで)株主総会にも行けそうで、どちらかというとホルダーになってから苦労を共にしたという一体感を他の株主さんと一緒に得るため、まだ株価は爆発しないで良いくらいなのですが、REITの件といい楽しみな材料が下でマグマのように沸々ときていますので、今年の総会までには良い意味で何か動きがありそうですね。
そんな中、社長の金子さんは今年4月にこんな本を出されるようです。
タイトルを見ても分かる通り、今の本業についてやる理由からどの程度の未来(ビジネス的な儲け)が期待できるのかという事を書かれているものだと思います。
私も含めてホルダーはマストな一冊だと思います。
正直金子さんに限らず、投資先の社長が本を出されていたら読まれた方が良いです、人柄・ビジネスに対してのアクセルの踏み方・ブレーキの踏み方、色々特徴やクセが分かります。
本代の1500円くらいなんて秒で回収できるメリットがあります。


これ以前の著書ですと下の2冊です。
金子さんの思考を事前に予習できるという点で良質な投資物となります。
次の一手の想像が出来て面白いかと思います。
オススメはこの本。
金子さんの詳細なバイオグラフィーと人柄の特徴、不動産ファンドビジネスを日本に持ってくる夜明け前的な内容ですが、人柄やビジネスマンとしての彼の特徴を知っておくという点では会社に投資(彼に投資)するにあたり、株主としてはメリット満載の本です。
余裕がある方はこちらの本も読まれると良いかと思いますが、まずは「ジャパニーズ~」を読まれると良いです(絶版につき中古本も売り切れの期間が多かったり、プレミアがついて転売対象になっちゃう期間がありますが。。)




では皆様も良い週末をお過ごしくださいませ^^
投資されてる皆さんの主な注目点は2点かなと思います。
・1つ目は、今期の業績予想は達成できるのか。
・2つ目は、メイン事業に変更した病院関連事業が成長しているかどうか。
決算を読んで分かった事
①今期の業績予想の達成は難しいのかもしれない
理由としては、達成には傘下のファンドが以前から保有している不動産の売却や、病院不動産のオフバランスが必要ですが、どう考えても遅れているということ。
病院不動産のオフバランスに関しては私自身どのくらいの難易度か分かっていませんので、クロージングにどの程度の期間を要するかも予想できないのですが、ファンドの保有資産の売却については金子さんや小山さん以下LCパートナーズの面々を見ましても売却にここまで時間がかかってるのはどう考えてもおかしいなと思っています(ダヴィンチ時代での仕事のスピードと今の良好な不動産市況を勘案して)
そのへんは恐らくマネオの問題からLCレンディングが実質止まっちゃったのが想定外だったかと思われます。
この業績予想に関してはレンディングの通年稼動ありきだったんだろうなと、セグメントごとの業績報告を見るとよく分かります。
いずれにしましてもレンディングの事業に関しては元々今期で終わらせる可能性が高かったことから、早かれ遅かれの話で中長期的に悪影響がでるようなものではありません。
従って今期の業績予想は仮に下方修正されたとしても影響は今期に限り、中期経営計画まで修正されるものではないかなと思います。
②病院関連事業について
ここに関しては事業スタートからの期間を勘案すると個人的には物足りない数字なんですが確実に、そして着実に成長しており、3Q単体で売上5.6億円、営業利益1.7億円という事業になっています。
QtoQでも黒字化したのは初めて。
そしてそこだけ見ると立ち上がれば利益率も伸び率も凄く良い事業なのかもしれなと思わせてくれる数字です。
上記の数字を単純に4倍すると売上22.4億円、営業利益6.8億円、医療法人の間接的なM&A・再生・コンサルという事業ドメインの会社が新規IPOしてきたとするなら時価総額59億円(1/31時点)のバリューって低すぎでしょって感じなんですが(個人的にはひいき目無しで300億はあるなという感じなのですが)、まぁこれは市場の皆さんが決めることなので歪んでいる今のうちに入っておくのが吉と信じて入っている訳です笑
これらのことから私も含めて長期目線で保有されてる株主にとっては良い材料が見えた決算と言え、ホールド継続だよねという結論です。
その他の好材料としてはQtoQで自己資本比率の更なる向上で、上場来もっとも高く過去最高を更新しました(34.1%→35.9%)
今後追いかけていきたい指標
①病院関連事業が業務受託している病床数と業績がある程度連動するような積み上げ式のものがメインになるのか、それとも周辺の事業がもっとダイナミックに動いて、積み上げ式の土台の上で更に成長の二次曲線を描くようなものなか。
②自己資本比率が50%を超えるところまでもっていくか(現物不動産を“持っていない”状態で)、ポータルとオペレーターの会社となって自己資本比率が50%を超えてくる、そしてわずかでも良いので前年比プラスの成長さえあれば、もう少々の金融ショックや天災が起きても“押し目”を作るだけで株価の底堅さ、競争優位性は増すばかりという無双状態に入るのは医療系のポータル(医療系ポータルといってもグロームとは扱っているものが違いますが)やっている会社の株価推移を見ていると分かります(ショック時は前年比で業績を落としても、他のセクターと比較して落ち幅が少なく、株価の戻りや競争優位性がむしろ増している)
短期的なグローム株価の推移予想
とはいえ、上で書いたものはガチホルダーが短信を読みこんで、他でもしっかり色んな材料を探しに行ってという結果であり、こういう事をしていけば隠れた良質な銘柄(単に割安というだけじゃなく、これから伸びる要素満載のも含めて)っていっぱいあると思うんですよね笑
そんな中でいつまで経っても株価的に花開かないって銘柄も笑
今回の3Q累計も表面的な数字はこれとって特徴がなかったことから、短期的には今は分かりやすい好材料待ちという感じで、良くも悪くもそんなに株価は動かない・もしくは一時的には下がるような気もします。
個人的には下がった時の余力も少し残せていますので、どちらに動いても良いのですが笑
今年は去年一昨年と行けそうで行けなかった(自分の本業の立て直しで)株主総会にも行けそうで、どちらかというとホルダーになってから苦労を共にしたという一体感を他の株主さんと一緒に得るため、まだ株価は爆発しないで良いくらいなのですが、REITの件といい楽しみな材料が下でマグマのように沸々ときていますので、今年の総会までには良い意味で何か動きがありそうですね。
そんな中、社長の金子さんは今年4月にこんな本を出されるようです。
タイトルを見ても分かる通り、今の本業についてやる理由からどの程度の未来(ビジネス的な儲け)が期待できるのかという事を書かれているものだと思います。
私も含めてホルダーはマストな一冊だと思います。
正直金子さんに限らず、投資先の社長が本を出されていたら読まれた方が良いです、人柄・ビジネスに対してのアクセルの踏み方・ブレーキの踏み方、色々特徴やクセが分かります。
本代の1500円くらいなんて秒で回収できるメリットがあります。
これ以前の著書ですと下の2冊です。
金子さんの思考を事前に予習できるという点で良質な投資物となります。
次の一手の想像が出来て面白いかと思います。
オススメはこの本。
金子さんの詳細なバイオグラフィーと人柄の特徴、不動産ファンドビジネスを日本に持ってくる夜明け前的な内容ですが、人柄やビジネスマンとしての彼の特徴を知っておくという点では会社に投資(彼に投資)するにあたり、株主としてはメリット満載の本です。
余裕がある方はこちらの本も読まれると良いかと思いますが、まずは「ジャパニーズ~」を読まれると良いです(絶版につき中古本も売り切れの期間が多かったり、プレミアがついて転売対象になっちゃう期間がありますが。。)
では皆様も良い週末をお過ごしくださいませ^^
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